鉄道模型の自作ジオラマを作るときの基本は風景

鉄道模型の魅力の一つは自作ジオラマを作って実際に走らせることができる点です。ただ床にレールを敷いて走らせているだけでは途中で飽きてしまいます。精密に作ってある車両の魅力を最大限に引き出すためには、ウェザリングも大事ですがやはり自作ジオラマを作ることが重要です。

自作ジオラマの基本は、風景といっても過言ではありません。基本的に、どのようなジオラマを作ろうと自由ですが、せっかくであればよりリアルに近いものを作ってみると鉄道車両が生き生きとしてきます。

ジオラマを作るときには、時代設定が重要です。昭和の設定なのかそれとも平成の設定なのか、昭和30年代なのかそれとも50年代なのか、あるいは60年代なのかによっても随分と風景が異なってしまいます。どの時代設定にするかわかりにくければ、自分が子供の時の時代を思い出してその時代に設定してみるとよいかもしれません。時代設定がしっかりしていれば、多少を下手くそなものでもそれっぽく見えてしまいます。

自作ジオラマの基本的な技術 遠近法を上手く利用する

インドア派の人の趣味の中でも、特にクリエイティブで根気が必要なものの一つが自作ジオラマの制作です。絵を描くのであれば、紙やキャンバスの上に、絵の具に代表される画材を使用して平面的な世界の中に自分なりの表現をするのですが、自作ジオラマにおいてはある程度の面積の土台の上に、色々な道具や素材、模型などを使って立体的な世界を作り上げます。そのためそれなりに広いスペースが必要となりますし、ジオラマ制作に特有の技術を駆使することも重要です。

そんな自作ジオラマの制作において重要となる基本的な技術の一つが、遠近法を上手く利用するということです。ジオラマは大きなものであっても、個人で制作する限りはそれほど巨大なサイズにはならないでしょう。

その中で前の方の建物などの模型には比較的大きめのものを、後ろの方には小さめのものを配置することによって、限られたスペースの中でも、立体的な奥行きをより効果的に感じさせることができるようになります。